■ 岸 正之 ディスコグラフィー



Warm Front / 岸 正之 
(ビクター・インビテーション 1982)
VIH-28079
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メッセージ
 (作詞・岸正之 作曲・岸正之 編曲・岸正之)
Say Goodbye (作詞・岸正之 作曲・岸正之 編曲・今剛)
カリフォルニアブルー (作詞・小林和子 作曲・岸正之 編曲・奥慶一)
ガールフレンド (作詞・岸正之 作曲・岸正之 編曲・新川博)
Ordinary Girl (作詞・岸正之 作曲・岸正之 編曲・岸正之)
See You Again (作詞・小林和子 作曲・岸正之 編曲・今剛)
City Tripper (作詞・岸正之 作曲・岸正之 編曲・井上鑑)
Babe (作詞・岸正之 作曲・岸正之 編曲・今剛)
Silly Boy (作詞・岸正之 作曲・岸正之 編曲・岸正之)
さりげなくAlone (作詞・小林和子 作曲・岸正之 編曲・奥慶一)
真夜中のWhisper (作詞・小林和子 作曲・岸正之 編曲・今剛)

          (コーラスアレンジ・岸正之)
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■アレンジャー:今剛  奥慶一 井上鑑  新川博  岸正之

■参加ミュージシャン:今剛(gt)  井上鑑(key)  マイク・ダン(b) 林立夫(dr)  奥慶一(key)  美久月千晴(b)
新川博(key)  滝本季延(dr)  ジェイク・H・コンセプション(sax)  山木秀夫(dr)  浜口 茂外也(per)
矢島賢(gt) 吉川忠英(ag)  岸正之(cho,gt)

■レコーディングエンジニア:山口州治 高田英男 ■マスタリング:小鐵徹 
■ディレクター:村木敬史
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■ソロ・デビュー・アルバムです。
当時はアナログ24トラックの時代でしたが、コーラスパートを全部自分で担当するために、2台のマルチをパラで回すという録音方法が用いられました。私はまだ学生に毛のはえたような歳で、パラシュートの面々ら、スタジオミュージシャンの素晴らしい演奏に圧倒されてしまったのは忘れられない思い出です。作詞家の小林和子さんは濱田金吾さんへの提供作品があまりに素晴らしかったので4曲の作詞をお願いしました。1982年のビクター・青山スタジオにはまだフル・オケを録れるような広大なスタジオがあって、そのクラシックな雰囲気が好きでした。マスタリングで横浜のビクター(現JVCマスタリングセンター)にも行きましたが、私の記憶違いでなければ、エンジニアの方は白衣を着用されていたような記憶が・・・(補足:2007年にJVCマスタリングセンターへ行く機会があり、小鐵氏に確認したところ、この「白衣」はやはり記憶違いだったようです)。

■奥慶一氏のセッションでのベースは高水健司氏か、岡沢茂氏であった可能性があります。

■新川博氏のセッションでのベースは渡辺直樹氏(B.C.リッチのイーグルベースを使っていたことは鮮明に覚えています)、ギターは安藤まさひろ氏であった可能性が高いです。

■関連テキスト・・・
Warm Front制作裏話

2014年6月リマスタリング初CD化
Warm Front +2 / 岸 正之 
(ビクター/タワーレコード 2014)
NCS-10073
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メッセージ
Say Goodbye
カリフォルニアブルー
ガールフレンド
Ordinary Girl
See You Again
City Tripper
Babe
Silly Boy
さりげなくAlone
真夜中のWhisper
通りすぎても(ボーナストラック)
FROM A TO HEAVEN(ボーナストラック)      
CD化記念特設ページ
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Pretender / 岸 正之 
(ビクター・インビテーション 1984)  
VIH-28157
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Introduction(Instrumental)
ガラスの摩天楼 (作詞・小林和子 作曲・岸正之)
Music Forever (作詞・小林和子 作曲・岸正之)
街角のプリテンダー (作詞・岸正之 作曲・岸正之)
ラハイナ・ブルームーン (作詞・岸正之 作曲・岸正之)
FLY TO LIGHT (作詞・岸正之 作曲・岸正之)
Modern Museum (作詞・小林和子 作曲・岸正之)
テーブル越しのオブジェ (作詞・小林和子 作曲・岸正之)
街角のプリテンダー(Instrumental)
雨のシルエット (作詞・岸正之 作曲・岸正之)
コロシアムの影(17's Love Affair) (作詞・岸正之 作曲・岸正之)

      (編曲・武部聡志 コーラスアレンジ・岸正之)
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■アレンジャー:武部聡志 岸正之

■参加ミュージシャン:武部聡志(key) 中西康晴(key) 鳥山雄司(gt) 青山徹(gt) 市川祥治(gt)
吉川忠英(ag) 岡沢茂(b) 菊地丈夫(dr) ペッカー(per) 土岐英史(sax) 数原晋グループ(tp)
向井滋春 グループ(tb) ロイヤル・アートレス・ストリングス(st) 比山清(cho) 木戸やすひろ(cho)
岸正之(cho) 

■レコーディングエンジニア:高田英男 ■マスタリング:小鐵徹
■ディレクター:村木敬史
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■アルバム固有のトータルな感を出すために一人のアレンジャー、一つのスタジオで集中的に製作しました。私自身はアルバムのコンセプト、曲作り、歌唱のみに集中して、その他の部分はアレンジャーの武部氏と話し合いながら決めるという方法をとりました。このアルバムも4曲の作詞は小林和子さん。高井戸のスタジオまで片道2時間の道のりを毎日のように運転して通ったことなども思い出します。泊まりこそしませんでしたが、それはまるで学生時代の合宿のような感じでした。途中、スタジオで盗難事件があって、駆けつけた警察官が「スタジオというからヌード・スタジオかなんかだと思いました」と言ったのを覚えています。パッケージに関しては、「帯」を通常より細くしてもらい、さらに「シュリンク・パック仕様」にしてもらったのですが、これはビクターでは初の規格だったということです。

■関連テキスト・・・
Pretender制作裏話

2014年6月リマスタリング初CD化
Pretender / 岸 正之 
(ビクター/タワーレコード 2014)  
NCS-10074
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Introduction(Instrumental)
ガラスの摩天楼
Music Forever
街角のプリテンダー
ラハイナ・ブルームーン
FLY TO LIGHT
Modern Museum
テーブル越しのオブジェ
街角のプリテンダー(Instrumental)
雨のシルエット
コロシアムの影(17's Love Affair)         
CD化記念特設ページ
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2018年9月
Tokyo 1980s Victor Edition/DJ NOTOYA
(ビクター VICL-65059)
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DJ NOTOYAによる1980年代ビクター音源のミックス盤Moderun Museum収録

「ジャパニーズ・シティ・ポップ」(2002年 シンコー・ミュージック)「Light Mellow和モノ669」(2004年 毎日コミュニケーションズ)より。



通りすぎても / 岸 正之
 (ビクター・インビテーション 1982) 
(作詞・作曲/岸正之 編曲/清水信之)     
シングル盤 VIHX-1592 c/w Ordinary Girl
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■アレンジはEPOさんなどで素晴らしい編曲をしていた清水信之氏にお願いしました。ドラムは当時最新鋭だったLinn(ドラムマシン)を使い、オケ・パートはベース以外全て清水氏が演奏しています(ベースは最初、清水氏が弾いたのですが、それがNGで、確か美久月氏がダビングしたのだったと記憶しています)。スタジオには加藤和彦氏に清水氏が借りたギターが何本もセッティングしてありました。使ったのは確かP-90ピックアップの黒いレスポールだったと思います。



FROM A TO HEAVEN / 岸 正之
 
(ビクター・インビテーション 1983)  
(作詞/湯川れい子 作曲・編曲/井上大輔)
シングル盤 VIHX-1607 c/w Say Good-bye
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■井上大輔氏にはCMの仕事の歌唱でよく呼んでいただきました。その延長でリリースされたシングルです。井上氏自らがサックスを演奏されましたが、そのダビングが終わった時にスタジオで拍手が起きたのをよく覚えています。ドラムは林立夫氏。フィルインを別チャンにダビングしたと思います。
この次の年の「フロムA」も、数十年も使われていたジングルもやりました。



シング・シング・シングT〜バラード(male)/ V.A.

(コロムビア 1990)  COCA-6678
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Kanako,Remember/羽場仁志
Standing In The Rain/岸正之 (作詞・リンダヘンリック 作曲・岸正之 編曲・岩本正樹)
聖夜/都志見隆
雨に君を閉じこめて/木戸やすひろ
Small Beginnings Have Great Endings/岸正之 (作詞・クリスモズデル 作曲・岸正之 編曲 岩本正樹)
マニュキュアの忘れ物/木戸やすひろ
ヨ・コ・ハ・マ/都志見隆
君と生きたい/黒住憲五
Love At Last/羽場仁志
星の夜だから/鈴木康志
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■主に活動の拠点を作曲に置いている人たちによるコンピレーション・アルバムです。
確か女性作家のシリーズも発売されたはずです。プロデューサーからの依頼はバラードで生弦中心のアレンジということだったので、私は映画音楽のような線を狙ってみました。「Small〜」の作詞のクリス・モズデル氏はとある仕事で知り合って依頼したのですが、エリック・クラプトン、ボーイ・ジョージ、サラ・ブライトマンなどにも詞を提供していることをこの仕事の後で知り、驚きました。

■関連テキスト・・・
「シング・シング〜」のこと


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