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 May 10,2018

■1970年代のメロトロンの広告

 1970年代のミュージック・ライフ誌に掲載されたメロトロンの広告です。

メロトロンは1960年代にイギリスで生まれたキーボードで、様々な生楽器の音の録音されたアナログテープを鍵盤の数だけ並べて再生する、現在のサンプラーの原型と言われています。ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」のイントロの音がメロトロンによるフルートの音です。

広告のモデル400は、ビートルズなどの使用したMk2を簡略化したもので、私は大学時代にどこかの大学のサークルの主催したコンサートで、出演していたアマチュアのバンドが本物のメロトロンを使っていて驚いた記憶があります。それにしても日本での当時のプライス、138万円。

メロトロンは調整が難しく、壊れやすい楽器としても有名でした。和音のような多くの鍵盤を弾くと電圧の関係か、モーターに負荷がかかるのかは知りませんが、テープを回しているモーターの回転が一瞬遅くなり、頭の音程がフラットするという現象も有名です。それもこの楽器の持ち味という評価もありますが、やはり設計に無理があったのかもしれません。リック・ウェイクマンはあまりの不安定ぶりに腹を立てて、燃やしたというエピソードまであります。

 

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