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■ケースフェチな世界 以前にここでフェンダーのツイード・ケースのことも書きましたが、ギターのケースって結構気になるんですよ。 気に入った楽器にはふさわしいケースが欲しいのです。 お手軽なソフトケースというのもありますが、やはり楽器のことを考えたらハードケースなんですね。特にデリケ ートなギターなどはソフトケースだと予期しないアクシデントにあう確率は多くなるので。 昔の安価なハードケースはボール紙みたいので出来てたやつなどもありましたが、さすがに最近はこういうの は見かけません。高級なのになるとグラスファイバー一体成型みたいなやつがありますが、これはケースだけで もすごく重いらしくて、中身が空でも気がつかずにスタジオに持って行ってしまったなんていう笑えないような話も あります。 だいたい良いアコギなんていうのは、鳴らせるためにぎりぎりの強度で作ってある場合が多く、倒してネックポッ キリなんていう事故はよく耳にします。折れる個所は決まっていて、ほとんどの場合、一番張力のかかっている 「首」(ヘッドとネックの間あたり)ですね。ちなみにマーティンなんかは折れる時のバキッっていう音も結構乾い た良い音がするらしいです(笑)。 幸運にして私はネックを折ったことはありませんが、ハードケースの中に入れていても、シェイプが合っていない ケースだとケースごと倒してネック折れっていう事故もあるとか。まあ、軽くて頑丈で、かつ見栄えのいいケース っていうのはなかなか見つかりませんな。
2003/2/18 |
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