■TEXT

 Dec 12,2021

■平和島骨董市

 昨年は中止になった平和島骨董市。行くなら空いている土曜日の午前中しかないとマスク2枚重ねでモノレールに乗って行ってきました。ちなみに東京都へ越境したのは1年10カ月ぶり。

残念ながら今回は1時間ぐらい回って食指の動くものはなかったです。やはり、こういう分野はエンタメと同様、世の中が平穏であることが前提で栄える業種なのでしょうか。ちょっと前ならイギリスの古いカトラリーなんてそこらじゅうにありましたが、それも見かけません。海外に行かれないために仕入れられないのか、それとも海外でもアンティーク市場が冷え込んでいるのが、まあ、その両方なのでしょう。元々、モノに対する執着はそれほどない方だと思いますが、それでも若い頃はあれもこれもと気になったものはたくさんあったような気がします。

ところで、毎回この骨董市に行くと、芸能人の方々もよく見かける一方、ご年配のすごくかっこいい女性が多いのに目を奪われます。染めてない髪の毛をアップでまとめて、ダークなコートに赤のマフラーなどをして(あるいは柄物でも組み合わせが素晴らしい)、姿勢よく、颯爽と歩いています。業者の方でもひとりで出店しているような女性はこういうただ者ではない感を醸し出している方が奥で本を読んで店番をしていたりします。女優でいうなら岸田今日子さんのような。

(写真は帰りのモノレールから見えた光景)


 

■■■■■■■■ kishi masayuki on the web


<<   TEXT MENU   >>

HOME