■TEXT


■オトコメロ、オンナメロ

 
を書いていると、当初のコンセプトとは全く違う方向に発展していくことは珍しくありません。

アップ・テンポの曲を書いていたのにバラードになったり、その逆だったり、男性シンガーのための書いていた曲
なのに、途中でこれは女性の声のほうが合ってると感じてきたり。そういう時、私は無理に方向修正しないで、
そのまま突っ走って書き上げて、ストック曲にしてしまいます。

これは私の中の漠然とした基準なんですが、詞だけではなく、曲にもオトコメロ、オンナメロというのがあるよう
な気がするんですよ。オンナメロを男性シンガーに歌わせるのは、スカートを無理やりはかせるような心地悪
さを感じてしまうんですね。

いや、曲を書くっていうのは、すごく運とかにも左右されるもので、玉がたくさん入っている箱の中に手を入れて
当たり玉を取り出すような作業なんですよ。つまり、何が出てくるか分からないということです(笑)。

9月に入ってからのほうが格段に夏らしいと感じる今日この頃。

                                                          2003/9/11

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