■カビたビデオテープをかけてしまったら
手持ちのビデオテープをDVDに変換する作業を少しずつを少しずつ進めていたのですが、そこに一本だけカビ
のはえたビデオテープ（VHS）があったんですよ。最初、それに気づかずに、ビデオデッキAで再生しようとしたら、
再生不能。しかも、別のテープをかけても、再生できなくなったので、デッキの不良かと思い、デッキBで再生す
ると、最初は再生できたものの、デッキAと同じ状態に。さらに懲りずにデッキCでトライしたところ、それも同じ状
態に。ここで初めて、テープの不良と気づき（遅いって）、テープを見ると・・・。
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＜＜びっしりと白いカビが・・・。テープは1990年のビクター製。同じ環境で保存していた
にもかかわらず、なぜかこの一本だけがこのような状態になっていました。しかも中に入
っているのはちょっととって置きたい映像。
ネットでも調べたりしたのですが、結局、テープのカビとりは私の手に負えるものではな
いと判断、東京に店舗を構えるプロの業者に任せることにしました。ちなみに左の写真
のカビ程度はランクC（A〜少ない、B〜中程度、C〜多い）とのことでした。
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さて、ここからが本題。カビたテープをかけたことによって、映らなくなったデッキの不良の直し方をプロの業者に
聞いてきましたので、それをご紹介します。
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＜＜カビたテープをかけてから、デッキは3台とも正常なテープを
かけてもこんな状態に。音声はかすかに聞こえます。
この状態で焦ってデッキの上ぶたなどを開けて、ヘッドなどを拭
かないでください。私は一番安価で古いデッキCに、テープレコ
ーダー用のヘッドクリーニング・キットを使い、それをやって後悔し
ました（ビデオのヘッドはテープレコーダーのそれと比べると、は
るかにデリケートであるようです）。
もっと簡単に直る可能性のあるブツがありました。
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＜＜プロに勧められたのがこれ。ビクター・ビデオヘッドクリーナー
乾式（TCL-SK）です。ちなみに湿式より乾式の方がこの場合は効果
があるとのことでした。
また、たまたまその店で扱っていたのが、ビクターだったのですが、
他のメーカーでも同じようなものがきっとあるでしょう。
これを各デッキに2回ずつ使用（一回、約30秒）したところ、デッキA、
Bは完璧に直りました。デッキCは好転はしましたが、以前の画質に
は戻りませんでした。これはおそらく、デッキCだけこれを使う前に自
分でヘッドを拭いたせいかもしれません。
高いものではありませんので、カビたテープでデッキが映らなくなってしまった方、修理を依頼する前に試してみる価値はあると思います。 |
関連テキスト・・・ビデオテープの補修方法
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