■面白かった本
最近、読む本はほとんどドキュメンタリーとかノンフィクションものなのですが、その中でも特に面白かった
もの。
「僕がテレビ屋サトーです」 佐藤孝吉著 （文藝春秋刊）
日本テレビの名物ディレクター、佐藤孝吉氏の奮戦記。ビートルズ業界ではビートルズ日本公演のテレビ放送
のディレクションをした方として有名です。テレビ放送のオープニングで、ビートルズの車が未明の首都高速を赤
坂に向かうシーンがありますが、そこに「ミスター・ムーンライト」を選曲し、のせたのがこの方とのこと。ビートル
ズの中ではどちらかといえば地味な存在のこの曲が、日本公演をリアルタイムで経験した世代のファンにとって
は特別な思い入れのある曲になったのは、間違いなくこの選曲のせいです。
このビートルズ日本公演に纏わる数多くの秘話も興味深かったのですが、それと同じぐらい面白かったのが他
の番組を作った際の挿話。思い出してみると、エジプトにピラミッドを作るというスペシャル番組も確かに見た記
憶があります。周到に、しかも大胆に物事が進められていく様は、ヒット番組がその裏でいかに多くの難関を経
て作られていたかが垣間見えるようで実に興味深く、これだけでメイキングのスペシャル番組が出来そうです。
視聴率についての氏の考え方も学ぶところ多し。
元々はレコードコレクターズという雑誌で、氏が連載をしていて興味を持ったのがきっかけでした。続編も出ない
かなぁ。
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左はぬこへ一足早いクリスマスプレゼント。
ねこ草の栽培セット。1週間ぐらいで発芽するとのこと。 |
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