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Nov 12 ,2012

■大映70周年

 
画の大映が70周年で、有楽町で今月末からイベントをやるそうです。黒澤監督の「羅生門」って大映だっ
たんですねぇ。三船さんとか出てるから、てっきり東宝だと思ってました。

大映といえば、子供の頃に観たガメラ。東宝の怪獣映画とはテイストの異なる作りに妙に興奮したものです。
茅ヶ崎のパシフィックホテルの出てくるイカみたいな怪獣とか、頭に△のついているギャオス(プラモデル持って
ました)がビルの上でくるくる回っちゃうやつとか、テレビで、またこれやってるって思うぐらい何度も再放送して
ました。

あとは勝新太郎さん主演の「兵隊やくざ」ですよ。これも高校生の頃、日曜日の午後に再三、放送されていて
よく観ていました。学友のO君がこの映画が大好きで、月曜日に登校すると必ず「昨日、観た?観た?」と聞か
れたのを覚えています。なので「兵隊やくざ」というとまずO君のことを思い出します。しかし、このタイトルはすご
いです。「兵隊」に「やくざ」ですよ?考えた人、天才すぎ。いや、現在のテレビでは微妙なシーンも多いので
まず放送されないかと思います。大映の女優さんでは「兵隊やくざ」にも出演されていた滝瑛子さんという人が
エキゾチックな顔立ちでよく覚えています。

で、今回イベントで上映される映画のリストを見たら、案外、大映映画も観てるのだなぁと思いました。「羅生門」をはじめ、「大怪獣ガメラ」、「大魔神」、「宇宙人東京に現わる」、「赤い天使」、「赤線地帯」などは観たことの
ある作品でした。三島由紀夫さんが出演している「からっ風野郎」や、三島さんの小説を映画にした「複雑な彼」をやらないのが残念です。

 

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