■シュガーマン　奇跡に愛された男

　映画「シュガーマン　奇跡に愛された男」を観てきました。

実在のミュージシャンを題材にしたドキュメンタリーものですが、架空の物語のような起伏に富んだ展開はかな
り引き込まれました。ただ、ひとつだけ言わせてもらえるなら、この人がボブ・ディランタイプのミュージシャンだってことですかね。ディランの詞の凄さって訳詞じゃなかなか伝わらないように、この人の詞の凄さっていうのが1970年代の荒れたデトロイトあたりのムードを感覚として把握できるネイティブスピーカーじゃないとよく分からない点でしょうか。そのあたりでちょっと置いてきぼりをくらう感じがなきにしもあらずです。