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Apr 2 ,2013

■ティアック、ギブソン傘下へ

 
月の末に日本の音響機器メーカー、ティアックが米楽器メーカー、ギブソンの傘下に入るのと発表がありました。

自宅で多重録音をするという行為が今とは比較にならないほどハードルが高かった1970年代、ティアックはそのハードルを引き下げたパイオニア的メーカーでした。私が初めて買ったオープンリールのマルチトラックレコーダーも、テープ媒体で最後に使用したレコーダーもティアックでした。

当時のティアックの機材は実に頑丈で、信頼性がありました。同時期に使用していた同じような機器にそろそろ不具合が出てくる時期になっても、ティアックはこんなに壊れないでいいの?と思うほど、本当に壊れませんでした。つまり、ティアックの機材の入れ替えをする時は壊れたから入れ替えるのではなくて、新たな機材が出たので代えるというケースがほとんどだったのです。

テープ媒体の時代が終わり、今、仕事用のラックを見るとわずかに残っているティアック製品は数台のパワーディストリビューターのみ。これも20年は優に使用しているものです。

一方、永遠の憧れ(笑)、ギブソンの方は、アコギを所有していますが、もうほとんど使わなくなったにもかかわらず、初めて買ったギブソンなのでおそらく手放すことはないと思います。

さて、分野の異なるギブソンとティアックが手を結んだことで、どんな新商品が出てくるのでしょうか。

 

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