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May 12,2014

■モコ・ビーバー・オリーブ

 
日、ちょっと年上の人と雑談をしていた時にモコ・ビーバー・オリーブの話が出ました。

モコ・ビーバー・オリーブは1968年から1971年まで、深夜のラジオで「ザ・パンチ・パンチ・パンチ」という番組を担当していて、私が聞いたのはおそらく1971年の最後の方だったと思います。当時の深夜放送ではまだ本物のお色気番組みたいのがあり、そういう大人向けの番組に対して「ザ・パンチ・パンチ・パンチ」の軽くて明るいセクシートークは若者に絶大な人気を博した深夜放送の新しいひな型であったのでしょう。この番組は評判となり、彼女たちはレコードを出すほどの人気者となりました。

モコはやや年上のお姉さん的なキャラ、ハーフのビーバーは元気なキャラ、インド系のオリーブはちょっとすましたキャラだったと思いますが、そのあたりの記憶はあいまいです。この番組の後、モコは単独でラジオなどのパーソナリティとして活躍し、オリーブ(シリア・ポール)は大瀧詠一さんのプロデュースで「夢で逢えたら」をリリースし、ビーバーはテレビなどの司会などでもよく見ました。

ツイッギーみたいなビーバーはモデルもやっていて、モデルですましている時と話している時のバタバタしたキャラとのギャップが大きくてよく覚えています。その後、ハーフの子でそういうギャップのあるキャラのゴールデンハーフのエバや、シェリーとかマギー・ミネンコとか出てきましたけど、これが今のローラに繋がる系譜ではないでしょうか。

もうひとつ覚えているのは、この番組の冒頭に流れていたボサノバのようなかっこいい曲。調べてみると作曲はあの「11PM」のジャズスキャットの曲を作曲した三保敬太郎さん。素晴らしいプロの仕事っぷりです。
 

  1969年2月に東芝からリリースの「忘れたいのに」は洋楽曲のカバーでした。

 
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