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Jul 2,2014

■古いカセットテープ

 
日、倉庫で発見したうちで一番古いと思われるカセットテープです。このカセットテープには元々、学校で配られた英語の教材が入っていたもので、それを使わなくなったのでその数年後に上書きしたもの。録音の日付はラベルに1973年と書いてありますが、カセットそのものはもっと古く、それより少なくとも3年は古いものです。フジフィルム製の最初期のものかもしれません。

40年以上は確実に経っていますので、プレイヤーのほうのトラブルがちょっと怖かったのですが、恐る恐る再生してみると問題なく再生できました。オープンリールのテープはもっとデリケートで、ここまで古いものはそのままで再生するとなんらかのトラブルを引き起こす可能性が大ですが、カセットは相当タフですな。

テープの経年劣化は、テープベースに磁性体をくっつけている接着剤が湿気を含み、ベトベトしてくると問題で、そのためにプロの現場では古いテープを久々に再生する場合には低温で数時間熱をかけて湿気を飛ばす作業をしたりしますが、カセットではその接着剤の材質が湿気を含みにくいタイプを使っていたらしく、それほどデリケートに扱わなくても生き延びているというケースが多いようです。
 

 
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