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Jul 17,2015

■ヤマハreface

 々に食指が動いた新製品、ヤマハreface(CS、DX9月、YC、CP11月発売)。

ヤマハでは長らく生産がストップしていたミニ鍵盤というジャンルにいきなり魅力的な4機種の発表です。この鍵盤は新開発だそうで、ヤマハの本気ぶりがうかがえます。

CSはアナログモデリングシンセ、DXはFM音源、YCは各種オルガン、そしてCPは各種エレピで、全機種ステレオ内蔵スピーカー付き。スタンドアローンかつ小型キーボード、しかも音源は本格的というコンセプトは全機種共通です。

個人的に興味を持ったのはCP。エレピに特化しており、トーンはローズのIとII、ウーリー、CP70、クラビ、トイピアノの6種類で、ドライブ、トレモロ、コーラス、フェーザーなど8種のエフェクトが内蔵されています。CPが素晴らしいのは、液晶を使うことなく全てがリアルノブによってコントロールが可能な点。また、トーンを6種類に絞ったのも潔いし、クラシックなデザインも好感が持てます。逆に、個人的に残念な点はやはり鍵盤がもう1オクターブ欲しいことと、キートランスポーズがない点でしょうか。

いずれにしても、デモ動画を見る限り、エレピのリアルな音色はちょっとミニ鍵盤の楽器のレベルとは思えず、さすが隙のないヤマハといったところです。

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