■ビートルズ日本公演のオープニングアクト
ビートルズ日本公演7月1日昼の部のオープニングアクトで、尾藤イサオさんは「ダイナマイト」を歌いましたが、ワンコーラスを歌い終えると、メインステージからブルーコメッツのいるサブステージへ飛び降りたのです。尾藤さんが歌っている写真に、メインステージのものとサブステージのものの両方が存在するのはこういうわけでした。
思えば、尾藤さんの「ダイナマイト」はクリフ・リチャード&ザ・シャドウズ、内田裕也さんの歌った「We've
Gotta Get Out Of This Place」はアニマルズと両曲ともにイギリスのバンドのカバーであった点や、オリジナルで「ウェルカム・ビートルズ」という曲まで作ってしまうあたり、実に細かな歓迎の配慮があったのだなと思う次第で、「ウェルカム・ビートルズ」に関しては後にポールが歓迎されていて嬉しかったとコメントしています。
それにしても、あのオープニングアクトの中にかつて仕事でよくご一緒した井上大輔さんがいて、仕立ての良さそうなスーツでサックスを吹いているのを見るにつけ、なにやら夢の中の出来事を見ているような、そんな気持ちになります。1980年代に井上さんがやっていたラジオ番組があり、そこでコメントを求められた際、井上さんはサックスプレイヤーとしても素晴らしいと言ったら、僕は歌よりむしろサックスの方が得意ですとおっしゃっていたのが懐かしいです。
(写真は日本武道館脇のお堀)
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