■日本が運んだニッポン
現在、日本郵船歴史博物館でやっている企画展「日本が運んだニッポン〜客船時代のメニューデザイン」が良かったです。大正から昭和初期にかけての日本の客船で使われたメニューのデザインは日本の鳥や花、鹿、景勝地、美人画、年中行事、美術などがモチーフになっており、そのまま便箋となったり、メッセージカードとして使えるものもありました。こういうのを観ると、戦争によってリセットされ、戦後、何か凍結されたような感のある日本的な美意識が大正時代から戦前は実に自由に豊かに花開いていたのだなと感じます。
船つながりで、本日初めて海上で見た水陸両用バスです。
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