■Harpejjiという楽器
先日、youtubeでスティーヴィー・ワンダーがAin't no
sunshineを演っている動画を観ていると、スティーヴィーが変な楽器をタイプライターを打つように弾いていたのです。
音はクラヴィネットみたいなのですが、ピッチの不安定具合がギターに非常に似ています。早速、調べてみると、これはHarpejji(ハーページ)という比較的最近出来た楽器で、Marcodiというのはこれを作っているメーカーでした。
板状のボディに12本から24本の弦が張ってあり、フレットが付いていて、両手でタッピングして演奏する楽器です。タッピングする部分にはキーボードの白鍵と黒鍵にあたる印があり、ピエゾピックアップ内蔵でエレクトリック化されています。スティーヴィーは16弦モデルを使っていましたが、クラヴィネットと異なるのは、スライドとかベンドが出来ることで、レンジは16弦モデルで4オクターブとのこと。
そういえば、昔、スティックというやはりタッピングによって音を出す楽器があって、面白がって自分の書いた曲で使ってもらったことがありましたが、それを鍵盤楽器に近い形にしたという感じでしょうか。さらに驚いたのはすでにこの楽器のソフト音源が発売されていること。一度、機会があれば実物を触ってみたいです。
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