■若き日のカリスマ
音楽誌ガッツの1970年2月号に掲載されていた対談のメンバー。加藤和彦さん(23歳)、松本隆さん(20歳)、細野晴臣さん(23歳)、遠藤賢司さん(23歳)。時期としては加藤和彦さんはフォークルを解散してソロ活動の時期。松本隆さんと細野晴臣さんははっぴいえんどの前身、ヴァレンタインブルーを名乗っていた頃。この数カ月後にヴァレンタインブルーは遠藤賢司さんのアルバムにも参加。
それにしても皆さん、まだ20代の前半という若さ、特に松本さんはまだ学生だったのではないでしょうか。すでにおふたりが鬼籍に入られているという時の流れの冷徹さ。ミカバンドもユーミンも「あの素晴らしい愛をもう一度」もまだ登場以前で、三島由紀夫がまだ存命だったエアポケットのような1970年の初頭です。
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