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■トランスポーズ

 
ジタルピアノに出来てアコピに出来ない技のひとつにトランスポーズがあります。

トランスポーズとは、ギターでいえばカポのような役目をする機能で、極端な話、C調のフォームさえ弾ければ
どんなキーでも弾くことができるという移調機能ですな。まあ、実際には事はそんな単純ではなく、結局、様々
なキーのフォームを覚えなければならないのですが、はからずも変なキーにしなければならない場合はとても
便利なのですね。

変なキーというのはたいていボーカルのレンジとの兼ね合いによって、そうしなければならなくなるのです。
例えばD♭とかF♯なんていうのはかなり変な弾きにくいキーだと言えるでしょう。そのようなケースにトランス
ポーズはすごく有効になるのですよ。D♭キーのケースではCで弾いて+1のトランスポーズをし、F♯ではFで
弾いて+1のトランスポーズをかけるわけですな。ローズとかCPの時代にはこうは行きませんでした。

<<スイッチオンとともにすぐ音の出る便利なヤマハDGP-1です。確か、
ユーミンもステージで使用していたと記憶しています。
音色は1種類のみ(サンプル元はヤマハのコンサートグランドCFIIISらしい)、
しかもトランスポーズ機能などというヤワなモノ(笑)はついておりません。
しかし、デジピなのに重量100キロオーバーってどういうことよ(笑)。

                                                          2004/5/18

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