■Tarde
em Itapoa
FMなどから流れていて、すごく稀ですが、「ええっーー」と車を止めて聴き入ってしまうほどいい曲に巡り合う
ことがあります。最近、そう思ったのは「イタポアンの午後(Tarde
em Itapoa)」というボサノバのマリア・クレウー
ザのバージョンでした。
家に帰って、調べてみるとCDも持っていることが判明。曲名にちゃんと○がつけてあったので、やはり昔も心に
引っかかった曲だったのでしょう。分析的に書くと、とにかく、この曲のAメロの組み立てがすごいんですよ。思っ
たところへ行かないんです。まるで、聴いてる人をあざ笑うかのように、心地よく裏切ってくれるんです。なので、
フンフンなんて聴いてると、「ええっ?今のはなんだ?」って身を乗り出してしまう感じなんですな。
感覚的に言えば、目まぐるしく風景が変わって行くとでもいうのでしょうか。または陽と陰が同居していて、交互
に顔を出すって感じでしょうかねー。いやー、ダイナミックで奥行きのある名曲です。
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<<1987年に入手したと思われるボサのコンピ盤の同曲には確か
に○がついていました。
10年後にどこかで聴いてもきっといい曲だと思うことでしょう。
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