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Jun 5, 2005 

■マンシーニとSF映画

 
日、FMで「Days of Wine and Roses」を聴いて、やはりマンシーニはいい!と思ったわけですが、モリコー
ネといい、マンシーニといい、このイタリアンの遺伝子はどこか日本人の感性と共通するものがあるのではない
かと強く思ってしまいますな。バカラックも素晴らしいですが、私にとってはマンシーニの方がなぜかスッと心に
入ってくるような気がします。

ところで、そのマンシーニについて調べて驚いたのは、その初期からかなりの数のロー・バジェット映画に曲を
提供していたことでした。実はその中の作品のいくつかを偶然にもビデオで所有していたのですよ。

これがその中のひとつ「This Island Earth」(邦題 宇宙水爆戦)。>>
1955年の作品ですから、あのムーンリバーでブレイクする6年も前のことです。
丹念にトップのクレジットを見ましたが、マンシーニの名前はどこにも見当たりません。
けれど、多くの記録から参加しているのは間違いないようです。
同年には「ベニー・グッドマン物語」の音楽にも参加しており、マンシーニの守備範囲の
広さを感じさせます。
ちなみにグラミーとかアカデミー賞とかとりまくっている1962年にも「キングコング対ゴジ
ラ」(アメリカ版)の音楽に関わっています。うーん、「ティファニー」と「シャレード」の間に
ゴジラものをやっていたとは・・・マンシーニ恐るべし。


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