■ワイルド・スワン
本棚の奥から10年以上前に読んだ本がたくさん出てきまして、寝る前に少しずつ読んでいたら、目がよれよ
れです。
で、その中の一冊がワイルド・スワン。中国を舞台に三代に渡り描かれるノンフィクションですが、ページの多く
を割いているのが共産圏の為政の手法。今の日本の感覚で言えば理解しがたいものですが、宗教に近い強い
力で管理しないと、あの数億の民をまとめるのは不可能だったのでしょう。
そのような過程で、培われた裏の裏まで読むような何重にも計算された人心操作術はおそらく今の中国でも
外交などの戦略で生き続けているはず。今日、日本の外交がこの国を相手に苦戦するのも無理のない話です
な。
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ユン・チアン著「ワイルド・スワン」。 |
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