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■機材チェックデモ

 
音機材もPCなどと同様に結構速いテンポで進化していきます。
私が音楽の世界に入った80年前後、プロのスタジオで使われていたのはアナログ2インチテープを使用する24
トラックのレコーダーでしたが、しばらくしてデジタル24トラックレコーダーがそれに代わるモノとなりました。

私が自宅で使っているマルチレコーダーも約5年の周期で入れ替えており、オープン4トラック→倍速カセット4ト
ラック→倍速カセット8トラック→ハードディスクデジタル8トラック→PCベースデジタル・トラック無制限と進化しま
した。同様にシーケンサーも初期の単体のモノからキーボードと一体になったモノを経て、今はPCベースのオー
ディオとMIDIデータが同じような感覚で扱えるソフトへと変化しました。

で、機材が変わるたびにその特性や使い方を覚える目的でカバー曲をとりあげて、デモを作っていたのですな。
これは元々、誰かに聴いてもらうためのデモではないので選曲はかなり偏った自己満足のモノとなるわけです。

例えば新しいギターを買ったときはクリームやレッド・ツェッペリンのようなギター中心の曲を録りますし、マイク
を買ったときはアカペラとかPPMとかボーカル中心の曲を取り上げるのです。また1曲まるまる録音するのでは
なく、同じワンコーラスを機材の設定を変えて録音することもあります。これはほぼオリジナルの音源に忠実に
作って、完成状態をオリジナルと聴き比べ、音質の差などをチェックするのですが、自分で譜面を起こすので音
楽的な勉強にもなるわけです。
現在使用中のマイク3種
左からSONY C355、SHURE SM57LC、RODE NT2。
マイクはマイクプリアンプとの相性やセッティング
の角度などがいい音を録る秘訣のようです。

                                                            2002/9/1

kishi masayuki on the web


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