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■ビデオテープの補修方法

 
20年前のビデオテープを再生していたらテープが切れました。

これから紹介する補修方法は私がダメモトで施したら、少なくとも1回は再生可能になった方法です。
つまり、自己流かつ、とりあえずの方法なので、大事なテープやビデオデッキにダメージを与えたくない方
はプロに依頼することを強くお勧めします
。試そうと思った方はダメにしてもいいテープで、ビデオデッキにダ
メージを与えるかもしれないことを承知の上で、くれぐれも自己責任の元に行ってくださいね。

1.

用意するものはドライバー、はさみ、カッター、粘着テープ(例:
スコッチ・メンディングテープなど)、ピンセット、綿棒。

<<このような状態です。ビデオテープは20年前のビクター製。
リールに繋がっているリードテープ(透明部分)で切れていま
す。磁気テープの部分で切れてなかったのがせめてもの救い
でした。
2.

<<本体を裏返し、5個あるビスをはずします。背ラベルの中央
部に切り込みを入れます。

3.

<<ビスをはずしたら注意深く本体を表に返し、上ふたをはずし
ます。裏から開けると悲惨なことになるので、必ず表側(ラベル
の貼ってあるほう)から開けてください。

4.

<<本来ならテープ用のスプライシングテープやアルミテープ
を使いたいところですが、そんなものは普通、家にありません
よね?(笑)。使ったのはどこにでもある粘着テープ(スコッチの
メンディングテープ)です。
切れたリードテープの端に粘着テープを長めに貼り付け、テー
プと同じ幅に切ります。

5.

<<リールを取り出し、テープをリールに貼ります。貼ってから
綿棒などで接着面を上から圧迫するときれいに貼れます。

6.

<<リールを元に戻し、テープを元の状態に張ります。
(テープの張り方は下画像を参考にしてください。)
上ふたを取り付けて、ビスを締めれば完成です。
最後にカセット側面の小さなボタンを押して、テープが出ている
面のふたが開くかどうかを確認してください。

これで運がよければ(笑)、1回は再生可能となるはずですが、
どうせまた切れるので、保存したいものは再生時にダビングす
ることをお勧めします。

                                    

<<テープをど
こに通すかの
参考画像です。

ちなみに私が最初に補修したのはテープの頭部分でしたが、再生の後に最後のリードテープが切れました。
つまり、リードテープ全体がすでに劣化していると思われ、本格的な補修はリードテープ全てを変えるしか方法
はないようです。

                                                           2003/5/2
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