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 Aug 1,2023

■子供の頃の懸賞もの

 1960年代の子供向けのテレビ番組はお菓子メーカーがスポンサーで、子供の物欲を刺激するようなキャンペーンがよくありました。

「鉄人28号」と「遊星仮面」はグリコがスポンサーで、テーマソングの終わりに「グリコ、グリコ、グーリーコー」というジングルが付くほどグリコ色を前面に押し出していました。当時、グリコの商品を買って、応募すると「遊星仮面」のグッズがもらえるキャンペーンがあって、がんばって応募してようやくもらったのですが、届いてみたらあまりのしょぼさにちょっとショックだったのはよく覚えています(笑)。確か、1mぐらいの円筒形の筒のような容器に、マスクとかズラとかペッラペラのマントとかが入っていた気がします。

また、森永はチョコボールの取り出し口に金のくちばしが1枚、銀は5枚でもれなくおもちゃのカンヅメがもらえるというキャンペーンをやっていて、がんばって集めて、もらったことがあります。中身はグリコのおまけみたいなものでした(このキャンペーンは現在もやっているようです)。

もうひとつ、森永キャラメルのキャンペーンで退役した本物の航空機(全日空のヴィッカース・バイカウントという機種で、1969年まで実際に使用していた機体だったそう)を解体して作ったグッズがもらえるというのもありました。応募して届いたのは、ジュラルミンで出来たブレスレットのようなもの(確かJA8207とかVICKERSとか刻印が入っていたと記憶)でしたが、使用感のあるジュラルミンの風合いにちょっと興奮しました。ブレスレットは小物のB賞でしたが、大物のA賞の景品にはコックピットの計器とか客席シート(!)とかもあったようです。


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