■追悼エリック・カルメン
ラズベリーズ時代から大好きだったエリック・カルメンがこの3月に亡くなったとの報。
解散したビートルズの続きを誰もが聴きたがった1970年代始め、ラズベリーズはバッドフィンガーと並んでビートルズ的パワーポップのツートップでした。ラズベリーズの中心人物だったカルメンは、クラシックの正規な教育を受けながら、どこでどう間違ったのかヤクザな(笑)ポップスの世界に足を踏み入れちゃった人。たぶん、この人もビリー・ジョエルやエミット・ローズ同様、ポールになりたかったのだと思います。
今でもラズベリーズのベスト盤の'Go All The Way'、'Tonight'、'Ecstasy'、'I Wanna Be With
You'
あたりをアナログで聴くとコンプ2段がけみたいな音に興奮します。イントロはもろロックなのに、歌になるとすごくメロディックになる構成や、気持ちが先走ってるようなバッキングの演奏も大好きでした。'Let's
Pretend'も好きだったなぁ。ソロ期に入ってもラフマニノフな'Never Gonna Fall In Love Again'とか'Boats
Against the Currentとか聴いていると別の世界に連れて行ってくれるようないい曲のオンパレードでした。
エリック・カルメン、ありがとう。あなたは私の永遠のアイドルです。
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